不動産営業の仕事内容と気になる平均年収の相場


“不動産営業の主な仕事内容は、担当となったエリアにおいて、一戸建てやマンションの販売や賃貸契約など、会社が設定したノルマを達成する為に個人、企業を問わず営業を行う仕事です。
そんな不動産営業の仕事を行っている方は、全国でおよそ16万人程度存在していると言われています。
ただし、不動産仲介業者は年々増加傾向にあり、2010年の段階で30万を超える業者が存在しています。
こうした現状を考えると、不動産営業の仕事を行う人材も、増加傾向にあると言えるでしょう。

そんな不動産営業の気になる年収の平均相場は、600万円から1,800万円程度というデータがあります。
そして月給に換算すると、およそ25万円から32万円程度とされています。
月給は基本給をベースとし、歩合が加算されるのが一般的です。
しかし、20歳から24歳の場合、平均年収は456万円と相場より低いのが現状です。
25歳から29歳の場合でも568万円が相場となり、20代でなかなか平均年収の相場を超えるのは難しい職業と言えるでしょう。
30歳から34歳になると624万円が相場となり、やっと平均年収に辿り着く事が出来ます。
その為、20代のうちはあまり高い給与を得る事は出来ないものの、継続して働き続ける事が給与を上げるコツと言えるでしょう。

また、役職に就いているかどうかも、給与に大きな影響を与えます。
役職ごとの平均年収は、主任でおよそ686万円、係長でおよそ854万円、課長でおよそ1,129万円、部長でおよそ1,248万円程度と言われています。
そこで、20代でも高い給与を得たいと考えている方は、少しでも早く役職に就けるよう働く事をオススメします。
さらに、勤務している不動産会社の規模によっても、平均年収に差が現れます。
小規模の場合はおよそ696万円、中規模の場合はおよそ768万円、大手の場合はおよそ928万円が相場です。
このように規模が大きい不動産会社ほど、金額も高くなる傾向にあります。
その為、もし規模の異なる不動産会社から内定をもらっているのであれば、出来るだけ大手を選んだ方が、金銭的に困る事はないと言えるでしょう。
実際のところ、毎年200万円以上の収入の差がつくとなると、生活の質も変わります。
こうした差により、まずは小規模の会社に就職し、経験や実績を積んでスキルを磨いてから、大手の会社に転職するといった、転職ありきでの就職活動を行う方も多いようです。”

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